化粧品のOEM製造開発ならゼロ・インフィニティ

ZERO infinity TOP

印刷に適切なパッケージの種類をご紹介。印刷やデザインで売上が大きく変わります!

公開日:2018年11月13日

最終更新日:2022/08/02

化粧品OEMとは

パッケージには様々な役割があります。
その様々な役割が有効に生かされているのか、消費者は無意識ながらも商品パッケージから感じとっているはずです。

パッケージのもつ役割を見逃さず、ひとつひとつ丁寧に考えていくことが大切なのです。

パッケージの役割と種類について

商品の保護

パッケージのもつ役割は様々ありますが、まず大きな役割として“商品の保護”があります。

外部からの衝撃や空気に触れることによる酸化などから商品を守り、消費者の手に渡るまで品質を維持することは重要な役割といえます。
また、消費者のもとに届くまでには輸送という手段は避けられません。その輸送時にも商品が守られるよう、パッケージの材質やサイズも工夫する必要があるのです。

パッケージだけでは防ぎきれないことも多いので、輸送時には段ボールや緩衝材を用いることも商品を安全に届けるために大切なことといえます。

商品の役割を決める

その商品がどのような目的をもっているのかということもパッケージに大きく影響します。
例えばその商品に高級感のあるギフトという目的を持たせたいのだったら、パッケージにも上質な素材選びをすることが必要でしょう。

商品を陳列する

店舗で商品を販売する場合、商品が並べやすく見やすさもあり、消費者が手に取りやすいパッケージにする必要があります。

また、商品をどのように陳列してほしいかで、パッケージの形も決まってきます。
例えば、綺麗に一つずつ並べてほしいのであればガラスびんを選び、高く積んでほしいなら重ねやすい箱などが有効です。

販売されるであろう店舗の環境を考慮することもパッケージの形を選ぶ上では欠かせません。

・パッケージの種類
パッケージには様々な形や種類があります。それぞれの特徴を生かし、商品によって使い分けることができます。
<箱>
商品を店頭に陳列しやすい。また、平らな面に商品の情報を印刷できるので見やすい。
<アルミパウチ>
遮光性に優れていて長期保存に適している。全面に情報を印刷できる。
<プラスチックチューブ>
多少粘度があるものに適している。中身を少しずつ出し使用することができ、処分もしやすい。全面に情報を印刷できる。材質を変えれば中身が見えるようにもできる。
<ビン>
密閉性が高い。また、中身が見え透明感があるので清潔感・高級感がでる。
ビンに直接情報を印刷するか、ラベルを貼りつける。
<ラベル>
ビンや、袋など形を問わず貼り付けることができる。透けるものや和紙など、材質を変えることもできる。
<シルクスクリーン>
紙はもちろんのこと、平面以外でも印刷することができる。光沢感を出す、厚みがある印刷ができるなど様々な仕上がりが可能。

商品の情報を伝えるデザイン

パッケージのデザインは商品名や内容などの必要な情報を記載することも重要ですが、商品が大量に陳列されるなかで、消費者に手に取ってもらえるようアピールするという役割も担っています。

パッケージとは商品そのものであり一心同体と言えるものです。必ずしも商品の内容がよければ売れるという訳ではありません。
商品の良さを伝えるパッケージデザインでなければ売れるものも売れなくなってしまいます。

パッケージが安っぽければ、商品も安っぽく感じてしまうように、良いものなのに消費者に伝わらず埋もれてしまうことはよくある話です。
また、パッケージはブランドを構築する上でそのブランドのイメージを決める中心的存在となるので、商品の品質向上と同じくらいに力を入れる必要があるのです。

デザインによって、商品の雰囲気もがらりと変わります。“30代女性”など、商品を手に取ってほしいターゲットを絞ることが重要です。
そういった他と差別化された商品コンセプトを定め、ブランド化をしていきます。

そしてそのブランドのコンセプトを正確に伝えることができるパッケージデザインを行うことが消費者への最大のアピールとなるでしょう。

パッケージへの表示義務事項

化粧品のパッケージに記載する内容には薬事法による表示義務があります。
①種類別名称
②販売名
③製造販売業者の氏名または名称及び住所
④内容量
⑤製造番号または製造記号
⑥厚生労働大臣の指定する成分
⑦厚生労働大臣が定める化粧品については、その使用期限
⑧原産国名
⑨施行規則で定める化粧品についてはその使用上または保管上の注意
⑩問い合わせ先

といった10項目の表示義務があり、化粧品の容器にわかりやすく表示しなければなりません。
それぞれ詳細な解説がありますが、そのなかでも特筆すべきポイントを簡単に説明します。

全成分表示のルール

    • ・全成分記載すること

  • 配合量の多い順で記載すること
  • 配合量1%以下の成分は順不同でよい
  • 着色料は末尾に順不同で記載してもよい
  • 香料は「香料」と記載してもよい

使用期限

3年を超えても性状および品質が安定している場合、記載は必要ありません。

原産国名

原産国名とは、その化粧品を製造した事業所の所在する国の名称とするとされています。
有名な地域の場合、その地域名で記載されることもあります。

国産品と一目見てわかる場合、省略されることもありますが、逆に国産品であっても原産国を見違えやすい場合は、表示が必要です。

このようにパッケージとは、商品の良さ、使い方や成分などのたくさんの情報を消費者に伝える非常に重要な役割があります。
その役割をよく理解し、ブランドコンセプトに当てはめてパッケージを制作することが売り上げに繋がるひとつの道筋となるのではないでしょうか。

TOP