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初めて化粧品を販売するために必要なこと

公開日:2018年11月06日

最終更新日:2022/08/02

化粧品OEM法律その他の知識

化粧品を販売するために必要なもの

企業が新しく化粧品ビジネスに参入し、化粧品を製造販売するにあたり、大きな難関として気になるのが、「どんな許可、免許が必要なのか?」という点ではないでしょか。

そこで、薬機法を知らなくてはいけません。

まず、化粧品について薬機法では次のように定義されています。

医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(略称:医薬品医療機器等法)第2条第3項において「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なもの」と定義されています。

この目的にそぐわないものや、次の化粧品の効能の範囲をこえるものは、医薬品又は医薬部外品に該当する場合があります。

主な該当商品としては、石けん、歯磨き粉、シャンプー、リンス、スキンケア用品、メイクアップ用品などです。

顔はもちろん、身体に使用し人体に対する作用が穏やかな物はすべて化粧品だということです。
化粧品は人体に直接触れるものですので、製造の際は安全性に十分留意しなければなりません。

そのため、薬機法により化粧品の販売を行う際は、「化粧品製造許可」「化粧品製造販売業許可」という2種類の許可が必要だと定められています。

少々ややこしい話ですが、薬機法という法律で決められているため、この2つの許可が無ければ化粧品は販売できないことになっています。

例えば、製造販売業許可を取得する為には、製造設備や機能に加えて人的な要件も整備しなければなりません。
一例では、薬剤師であったり、薬学や化学に関する専門の課程を修了している人を常勤で管理責任者を配置したり、品質管理の体制を整えたりといった条件をクリアしする必要があります。

このように化粧品を製造し販売するための許可を取得することは難しく、一筋縄ではいかないということがお分かり頂けたと思います。

許可がなくても大丈夫、OEMとは

では、化粧品ビジネスをされている企業が全て許可を取っているかというと、答えは「NO!」です。
もちろん、許可を取得される企業もいますが、多くの企業はこれら2つの許可を取得せずに、化粧品を参入している会社も数多くあります。

といっても、そうした会社は決して法律を破っているわけではありません。

なぜなら・・・
「2つの許可を取得済の化粧品OEMメーカーに自社ブランド化粧品の製造・販売を委託している」からです。

すでに2つの許可(「化粧品製造許可」「化粧品製造販売業許可」)を取得している化粧品OEMメーカーに、自社ブランドの化粧品の製造・販売を依頼することで、製造販売元としての役割はOEMメーカーが担うことになります。

つまり、あなたは単なる販売元となるため、特別な許可を持たなくても化粧品を市場で販売することが可能なのです。

化粧品OEMメーカーは、化粧品製造に関しては、プロです。
発注側のあなたが薬剤や化学に精通していなくても化粧品OEMメーカを活用すれば、目の前にある高い壁は乗り越えられます。

とはいえ、化粧品ビジネスを立ち上げる以上、薬機法に関する正しい知識は持っておいた方が良いので、きちんと調査されることをおすすめします。

まずはお気軽にお問い合わせ下さい

実際に数ある化粧品OEMメーカーの中から、どのようにして業者を選択すればいいのかわからない人も多いことでしょう。
セルフで手軽に選ぶにはポイントがあります。

ポイントのひとつ目は、「化粧品製造以外のサービス(強み)」です。
化粧品OEMメーカーは化粧品を製造し、薬事の許可・承認の申請を行う機能は必須で有していますが、それ以外の機能はメーカーごとに異なります。

企画からPRまでトータルで相談に乗ってくれるのか。
広告宣伝物のチェックや、市場投入後のマーケティングを補助・代行してくれるか独自の強みがあります。

どこまでを依頼し、どの部分を自分たちの手で行うのか。
まずその部分を明確にしてから化粧品OEMメーカーに電話連絡してみましょう。

ポイントのふたつ目は、あなたのブランドコンセプトに合うか、化粧品OEMメーカーのWEBサイト内で「ロット数」「材料」「相場の値段」「製造事例」などのチェックです。
特に価格や、ロット数は重要です。相談後、見積もりを依頼して予算内で制作が可能なところを選択しましょう。

またその他に、実際に化粧品メーカーを利用した人のクチコミなどを調べてみるとよいでしょう。
高評価なクリコミをそのまま鵜呑みにするのではなく、低評価であってもその理由なども調べてみて、色々な意見を知りあなたに合うか化粧品OEMメーカーかどうかを検討してみましょう。

使用感やテクスチャーなど仕上がりサンプルに対することへの低評価なのであれば、もしかしたら、発注側の意図が伝わらなかったとも考えられます。
ですので、そこは改善の余地があるかもしれません。
総合的にクチコミを判断し読み解いていく必要がありますので、注意しましょう。

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